安心して外遊びできる公園の充実の提案委員会議事録
≪山口質疑≫
神戸市は,昭和46年度に開始したグリーンコウベ作戦を契機に,他都市に先駆けて公園事業には特に力を入れてこられました。市民1人当たりの公園面積が大都市の中では突出して多いということが,市民の満足さの高さにつながっていると思いますし,そんなすばらしい環境をつくってこられたことに,まずは感謝を申し上げたいと思います。神戸市公園緑地審議会の活用運営部会の提言にもありますように,今後はそれらの公園をいかに活用していくのか,市民とともに考えていかなければならない時期だと思います。また,提言にあるプレーフォーオール,より多くの市民がより楽しく公園を使いこなすという方向性には大いに賛同するところではありますが,それに加えて公園を喫緊の課題であります少子社会に貢献するものに,ぜひ育てていただきたいと強く願っているところであります。私自身,子供を育てるようになって,身近にある公園がこんなにありがたいものだと気づかされる日々です。しかし,住む地域によっては,あるいは情報が耳に入るかどうかで,公園の利用には大きな差が生まれているのが現状です。より多くの子育て世帯へ公園の利用を促すような取り組みを,局としてもっと積極的に行うべきと考えますが,ご見解を伺います。
≪部長答弁≫
私の方から,子育て世代に活用してもらう取り組みはどんなふうにしているんだというようなことについてのお尋ねについて,回答したいと思います。
公園につきましては,言うまでもなく都市の中の貴重な財産というようなことでございまして,市民の方々にレクリエーション,あるいは地域コミュニティの醸成というようなことで,小さな子供さんから子育て世代,それからお年寄りまで,多くの方に楽しんでいただけるということが大切だというふうに思ってございます。そういったことでございますので,まず新たに公園をつくる場合のお話から申し上げますけれども,そういった場合には,やっぱり愛着を持って,後々愛着を持ってもらうというような取り組みが大事だろうということで,つくるときから整備内容につきまして皆さんと一緒に考えていこうと,そういった取り組みをしてございます。また,でき上がった公園,あるいは今ある公園をどう活用していくかというような中で,広く市民,それから観光で訪れるような人もございますので,そういったことを対象にいろいろな形で情報発信をしていくというようなことで,今,取り組んでいるところでございます。
例えばでございますけれども,パンフレット等──これは有料公園とか大規模公園のパンフレットをつくってございますけれども,そういったものにつきましては,区役所とかあるいは最寄りの駅で配布をするというようなことをしてございます。それから,今はやりのホームページでございますけれども,ホームページの中で神戸市がつくっておるホームページ,それから緑化協会がつくっておりますホームページ2つございますけれども,その中で特徴的な公園につきまして,あるいは有料公園等につきまして,ホームページで紹介を申し上げているというような取り組み,あるいは区の広報紙でございますけれども,どこそこに新しい公園ができるよというような話とか,あるいは桜の咲きぐあいやもみじなど,つまりそういった季節の話題を,区の方の広報紙に掲載をしたりというような取り組み,あるいは,これはあれですけれども,出前トーク,いろんなメニューがございますけども,その中でも公園を紹介するメニューというようなこともつくってございまして,余り利用の件数はございませんけれども,そういった取り組みも行っておるというようなことでございます。
それから,特にご質問の子育て世代の話でございますけれども,子育て世代の方に安心して活用していただくということの取り組みとしましては,これは平成18年度でございましたけれども,美緑花ボランティアの中に小さなお子さんをお持ちの方もいらっしゃいます。そういった方,あるいは子育てサークルの代表の方に,いわゆる公園の利活用をどうしたらいいかというようなことで意見を伺ってございます。また,そういった意見を伺うというような取り組みと,またその意見を参考にいたしまして,何点かございますけれども,1つは子供さんが遊んでいて公園でけがをされたというような場合に,例えば救急車を呼ぶと──こんなんはあってはならないことなんですけども,そういったときに例えば公園の住所がすぐにわかるということ,あるいは管理者である何々事務所,何々建設事務所の電話番号を記しておくとか,そういった公園情報板という大層なもんではございませんけれども,そういった取り組みをしてございます。そのほかに,これは美緑花ボランティアの方に対して,美緑花ボランティア便りというのを年4回発行してございますけれども,その中でいわゆる遊具の安全な使い方というような記事を掲載してございまして,美緑花ボランティアの方に配ると同時に,そこの中から地域の方にも幾らかは配布されているんじゃないかというふうに思ってございますけれども,そういった取り組み,それから,全く目線が変わりますけれども,小学校の総合学習の中で,いわゆる安全な遊び方を子供たちに学んでもらおうというような取り組みをしてございまして──公園安全教室と呼んでございますけれども,そういったことを実施したりというようなことで,これからの取り組みにつきましては,先ほど言いました子育て世代の皆様方の意見を反映させた取り組みということで行ってございます。
今後,やはり先生の方からありましたように,子育て世代への情報発信というようなことが必要かというふうなことも痛切に思ってございますので,これは例えばでございますけれども,保健福祉局あたりとの連携が必要かと思いますけれども,乳幼児健診なんかの機会に,いわゆる公園を紹介するようなリーフレットをですね,まだこれはつくってございませんけれども,そういったものを配布をするとかいうこと,あるいは,先ほど言いました公園情報看板の中に遊具の安全な使い方なんかについてもお知らせをするとかいった,そんな取り組みをしていきたいなというふうに思ってございます。いずれにしましても,子育て世代の方によく利用していただけるようにというようなことで,頑張ってまいりたいということでございます。
≪山口再質問≫
まず,公園の活用のことについてなんですけれども,いろいろと今,現状で取り組まれていること,それから今後取り組まれること等ご説明をいただきました。私の方から,2つほど提案をさせていただきたいんですけれども,まず1つ目に乳幼児用の遊具の計画的な配置という点について提案をさせていただきたいと思います。なぜ乳幼児用というふうに限定したかと申しますと,もちろん今市内にある遊具の中で,乳幼児,いわゆる未就学児でも使用できるものはもちろんあります。特に神戸市はそういった小さい子でも活用できるような遊具っていうのはすごく多いように思うんですけれども,でも一般的にある街区公園にある,例えば滑り台であったり,ブランコであったり,そういうものっていうのは意外に──意外にというか,私も子供を持つまでは気づかなかったんですけれども,小さい子には使えない,ちょっと危険があって使えないということを,すごく感じているところであります。例えばなんですけども,よく利用させていただいている新神戸にある生田川沿いの──あれは生田川公園っていうところだと思うんですけども,一番山側にある公園のスペースのところに,大型の複合遊具があるんですけれども,あの遊具っていうのは,もううちの子も歩き出したばかりのころから,もう活用させていただいているほど,すごくよくできてるなというふうに思います。地面にチップのようなやわらかい素材のものを敷いていただいているので,けがのリスクも少ないですし,結構活用されている方はすごく多くって,その方同士で,あそこは危険やからあんまり行かさない方がいいよとか,何かそんな情報交換とかもあって,すごくいい公園だなというふうに思っています。
もう1つ,すごくこれマイナーで知る人ぞ知るという公園であるんですけれども,西区の唐熊公園って皆さんご存じですか,ご存じというか,皆さん専門の方なのであれだと思いますけど。玉津処理場のあれ上の部分にたしかつくっていただいているんだと思うんですけれども,あの公園っていうのも,遊具はとてもいい,乳幼児でも使えるようなものを置いていただいてまして,また魅力の1つに,あそこは建物の上の部分,屋上の部分につくっていただいているので,しかも駐車場もしっかりつくっていただいてますので,もちろん車いすの駐車場もつくっていただいているんですけれども,私が子供と2人きりでも,行って,車をとめて,そこから遊具の方に,もちろんバリアなしで行くこともできますし,あと建物の上っていうこともあって,外部の方が余り入ってこられないというのは,結構安心感があります。そういった意味で,子供を連れて2人でよく,その唐熊公園には行っているんですけれども,そこに置かれている遊具が,ちょっと写真とかあったらよかったんですけども,とても小さい子供でも使えるような,例えば滑り台にしてもとても傾斜が緩くて,滑り台に上る階段も1段1段がとても低くて,手すりもあって,小さい子でもつかまって,よいしょ,よいしょと上れるような形になっていたりだとか,あと遊具自体が割とプラスチックのようなもの──滑り台のところですね,プラスチックのような素材でつくられているので,多少ちょっとどこかをぶつけても,そんなに痛くない,けがも少ないというような素材でできているということとか,あと遊具のちょっと落ちたら危険だなと思うようなところには,きちんとさくというか,子供が落ちないようにさくをしていただいたりとか,そんなこともあって,もうその遊具もかなり──そうですね,うちの子も1歳過ぎぐらいから使わせていただいているような,とてもすごいすばらしい遊具を置いていただいています。一般的に街区公園にある,先ほども申しました滑り台なんですけれども,ああいう古くからある滑り台ですね,あれって子供が何歳ぐらいから使えるかって,皆さんご存じですか。余り想像されたことないかもしれないんですけれども,私が子供を見ている限りでは,大体早くても2〜3歳かな。でも,ちょっとやっぱり見てないと高さがありますので,危険だなって思うんですけれども。なので,そういう目線で見てみると,意外と公園って小さい子からというのは先ほどもおっしゃいましたけれども,小学生ぐらい,小学校に上がるぐらいの子にとってはどこでも遊べると思うんですけれども,そういった未就学児,特に歩き出したばかりの子供であったり,少し活発に公園で遊べるようになった子供たちにとっては,まだまだ使えるところが少ないんじゃないかなというふうに思っています。なぜ乳幼児期,乳幼児の遊具にこだわるかっていうことなんですけれども,もちろんそういう選択肢が少ないということも1つなんですけれども,今──これは教育委員会の所管なんですけれども,小学生の体力の低下ということがとても叫ばれていると思うんですけれども,やっぱりそういう乳幼児期からのしっかりした外遊びの習慣というのが,私はかなり影響があるんじゃないかなと。これは何の根拠もない私の感覚的なことなんですけれども,そういったことも考慮しまして,できればそういった乳幼児用の遊具を,もう少し計画的に配置していただけないかということを提案させていただきましたので,その点のご見解を伺います。
そしてもう1点,公園に関する提案なんですけれども,子育て世帯に対する公園情報メール配信システム,メールマガジンというようなものですね。先ほど,乳幼児健診のときにパンフレット等を配るということもおっしゃっていただいて,ぜひそれもしていただきたいなと思うんですけれども,何せ子育て世帯は情報を収集するのがとても苦手といいますか,やっぱり日々のいろんなやること,こなさなければいけないことに追われているということもありまして,どうしても情報を目にとめることが苦手というか,難しいんですよね。私は,実は,これはこちらの所管ではないんですけれども,ひょうご防災ネットのメール配信システムに私は登録をしていまして,登録をすると随時携帯電話の方に防災とか防犯の情報が入ってくるわけなんですね。1日に数件入ってくるんですけれども。それも私もいつもメールが来て,その都度チェックするわけじゃないんですけれども,ちょっと携帯で時計を見るとか,そういったときにたまっているメールを見て,件名を見て,ちょっと気になるなと思ったことだけ開いて見て,そして自分の自宅の近所だったりすると,あっ,ちょっと気をつけないといけないなとか,その程度の気に仕方なんですけれども。そういう情報提供の仕方というのはとてもありがたい。一方的にいろんなことを送っていただいてて,自分がちょっと余裕があるときに少し見るというような情報収集の仕方が,多分,子育て世帯にとってはとても有効なんじゃないかなというふうに思っています。その点に関して,そういうメール配信であったり,メールマガジンという点に関して,建設局のご見解をお伺いしたいと思います。
≪部長答弁≫
私から,小さい乳幼児用の遊具の計画的配置についてどうかという点と,それからいわゆる公園情報のメールマガジンの件,2点についてお答えをさせていただきたいと思います。
まず,乳幼児用の遊具の計画的配置ということでございますけれども,今まで私ども,以前は先生のお話もございましたけれども,いわゆるブランコ・滑り台それから砂場というような,こういったいわゆる3点セットと申しましてございますけれども,そういう形での遊具の配置ということを,街区公園では基本にやってございます。そんなこともありまして,なかなか小さい子供さんが遊ぶのがないやないかというような話がございます。そういった中で,最近では児童に限らず,お年寄りの方なんかでも健康遊具を置いてほしいとか,そういった話もございまして,いずれにしても新しく公園をつくる,あるいは再整備をするという中では,皆さんの意見を聞きながらやっていこうという体制で,遊具の設置等についても進めておるというところでございます。
そういいましても,なかなかある地域の中でほとんどの公園で,そういったブランコとか砂場とか,あるいはちょっと高い滑り台しかないというような状況もございまして,なかなか一気に全部を子供さんが遊べるようなものにかえていくというのは,なかなかできないわけでございますけれども,特に今,我々,特に昨年というか今年度,専門点検などもしてございまして,いわゆる安全施設,安全点検をした後の遊具の安全対策,これを先にやっていかないけないなというような状況にもあります。そういった中で,今,先生からこういうご指摘のあったような,いわゆる乳幼児の使うような遊具,これはいわゆる複合遊具的なものもございますでしょうし,あるいは動物を形どったようなもの,あるいはスイング遊具というんですか,あんなものについてもいろいろあるかと思いますけれども,そういったものについて新しく配置をしていくのはなかなか難しゅうございますけれども,今ある遊具を安全対策上更新をしていくというときに,じゃあどういった遊具が地域として必要なのかなというようなことを,皆さんの意見をお聞きしながら対処をしていきたいと,こんなふうに思ってございます。
それから,公園情報のメールマガジンの件でございますけれども,私,メールマガジンの件については,余り何と言うんですか,仕組みというか,システムについて余り詳しくございませんので,どういうふうにしていったらいいのかというのは,今,直ちに思い浮かびませんけれども,いずれにしましても,いわゆるそういったことをやる場合のコストの問題とか,あるいはそれをつくった後のメンテをどういうふうな頻度でしていくとか,そういった具体的なことが,今ちょっと思い浮かびませんので,今すぐこの場でやっていきたいというふうなことを,ご返事申し上げることはできませんけれども,いずれにしましてもそういったものの研究をしていきたいとは思ってございます。
それから,特にこれは,いわゆるメールマガジンということではありませんけれども,今,我々,携帯版の方でも,いわゆるモバイル端末を使いました情報提供等もしてございますので,そういった情報提供の内容をもう少し変えるとか,そういったことについても工夫をしてまいりたいと,こんなふうに思ってございます。
≪山口要望≫
メールマガジンのこと,後でご答弁いただいた方なんですけれども,実は市民参画の方が現状されているメールマガジンのシステムを,今ちょっと改修されているそうで,今は市民参画だけが利用できるような形になっているんですが,それをいろんな希望がある局でできるように,今ちょっと改修している作業中だということを,まだ公表はされてないみたいなんですけれども,そういうこともお伺いしてますので,そういった折には,もし各局がメールマガジンが使えるということになったときには,ぜひその公園情報なり,子育て世帯に対する何かいい情報という部分を,ひょっとしたら保健福祉と連携することになるのかもしれないですけれども,そういったメールマガジンをぜひつくっていただきたいということを,要望しておきたいというふうに思います。
それから,乳幼児用の遊具,もちろんそういった今,危険箇所ですね,何か遊具,危険な場所から随時改修されている,今年度ずっと点検されて,来年度から改修に入るということをお聞きしていますが,もちろんそれを優先していただくのは当然だと思うんですけれども,やはり神戸市として子供を育てていくっていう観点から,やはり選択肢がより少ないですね。乳幼児が遊べるものを,ぜひこれから優先して,もちろん地域のご意見もあると思うんですけれども,やはりいい遊具があれば,その回りには子供がやっぱり寄ってきます。その地域にも住むようになると思いますので,そういったことも含めて考えていただきたいということをお願いしておきます。





